仮想通貨の相場分析レポート【2024年5月20日】

先週の仮想通貨分析レポートで、ビットコインは逆三尊の成立させるかどうか、イーサリアムがチャネルを上にブレイクできるかどうかに注目すべきだと解説しましたが、両方ともその条件を満たす値動きをしています。

特にビットコインに関しては上昇トレンドを再開させる可能性が高まっていますが、もちろん注意しなければならない点もあります。

そこで本記事では、ビットコインとイーサリアムのチャートを基に今週のポイントを解説した後に、アルトコインのおすすめランキングをご紹介します！

仮想通貨市場の今後の値動きに加えて、アルトコインを買ってみたいけど何を買えばいいかわからない方はぜひ最後までこの記事をご覧くださいね。

ビットコインの相場分析

ビットコインは4回連続で陰線を形成したり、陽線で確定しても翌週にそれを否定したりと、売り圧力が強い展開が続いていましたが、先週のロウソク足がその流れを打ち消すような大陽線を形成しました。

それぞれを順に見ていきましょう！

週足のロウソク足は最高の形

ここ最近のビットコインの週足のロウソク足の確定を振り返ります。

日付(週)	ロウソク足
2024年4月1日～	長い下ヒゲをつけた陰線
2024年4月8日～	上下に長いヒゲをつけた陰線
2024年4月15日～	長い下ヒゲをつけた陰線
2024年4月22日～	長い上ヒゲをつけた陰線
2024年4月29日～	長い下ヒゲをつけた陽線
2024年5月6日～	上下にヒゲをつけた陰線
2024年5月13日～	大陽線

2024年5月6日の週までは明らかに売り圧力の方が強い状況が続いていましたが、先週のロウソク足がこの流れを完全に打ち消すような大陽線を形成しました。

先週のロウソク足が大陽線で確定した理由は2つあります。

こちらはビットコイン(BTCUSD)の4時間足チャートになります。

先週の解説した右肩上がりの逆三尊を形成し、見事にネックラインを上にブレイクしてきました。

ネックラインを上にブレイクしたことによって、右肩上がりの逆三尊からのロングを狙った新規の買い注文と、暴騰を恐れたショート勢力のロスカット注文を巻き取った強力な上昇が発生しました。

この結果、週足で大陽線を形成することができたのですが、まだ注意しなければならない点もあります。

調整の下落3波の可能性

先週大陽線を形成しましたが、1ヶ月以上に渡って続いた下落幅をほぼ全て打ち消したわけではありません。つまり、画像のような下落3波を形成する可能性がまだ残されているということです。

週足チャートを見たときに最後の下落に対してフィボナッチを当ててみると、最後の壁であるフィボナッチ61.8%で売り圧力を受けていることが確認できます。

今週のロウソク足の実体でフィボナッチ61.8%を上にブレイクすることができれば、先ほど解説した下落3波を形成する可能性は低くなります。

それはつまり、ビットコインがバブル相場に向けて本格的な上昇トレンドを再開させる可能性が高まるということです。

イーサリアムの相場分析

アルトコインの王様と言われているイーサリアムですが、ここ数ヶ月間私がおすすめしているアルトコインと比較すると、チャートの弱さが感じ取られます。

それぞれを順に見ていきましょう！

イーサリアムの弱さが目立つ

先週の仮想通貨分析レポートで「イーサリアムはフィボナッチ61.8%で耐えれるかが重要」だと申し上げましたが、先週のロウソク足でなんとか耐えてくれました。

イーサリアムはビットコインを比較すると先週の上昇幅は乏しいですが、ここから数週間は一旦の上昇反発を見せてくれるのではないかと予測しています。

ちなみに私は既にロングでエントリーしています。

また、後ほど解説するニアプロトコルやソラナなどのおすすめのアルトコインと比較してもチャートが弱いことが少し気になりますが、長期的な目線は全く変わっていないので、現物投資にしろレバレッジトレードにしろ、ロング一択の環境だと言えます。

チャネルラインを上にブレイク

徐々に売り圧力が鈍化していることを踏まえると、近日中にこのチャネルラインの上弦(売り壁のライン)を上にブレイクするのではないかという予測をしています。

仮想通貨の相場分析レポート【2024年5月13日】

やはり予測通り、レジスタンスとして意識されていたチャネルラインをロウソク足の実体で上にブレイクしてきました。これが私がロングでエントリーをした根拠です。

もし仮に、これからイーサリアムが長期的に調整の下落フェーズを深堀りするにしろ、長期的な上昇トレンドを再開させるにしろ、チャートはジグザグを描きながらトレンドを形成します。

短期・中期・長期の波が存在することを理解して、自分がどこの波を狙っていくのかを定めれば、トレード戦略は必然的に定まっていきます。

今週のアルトコインのおすすめランキング

【テキストリンクを押して気になるアルトコインの解説までスキップ！】

ランキング	銘柄
第１位	ニアプロトコル(NEAR)
第２位	ソラナ(SOL)
第３位	バイナンスコイン(BNB)
第４位	スイ(SUI)
第５位	ドージコイン(DOGE)

私が日頃監視している30銘柄のアルトコインの中から、今週のおすすめのアルトコインTOP5を厳選しました！

このランキングの基準はチャートから読み取れるテクニカル分析のみで判断しています。仮想通貨の将来性やファンダメンタルズなどは一切考慮していません。

ニアプロトコル(NEAR)

アルトコインのおすすめランキング第一位を独占中のニアプロトコル(NEAR)は、先々週の陰線の実体よりも大きい陽線で確定しました。

最高の形です。2024年4月22日の仮想通貨の相場分析レポートからずっとおすすめし続けていますが、ここまで理想的な値動きをしてくれているアルトコインはNEARだけです。

NEARは現在、前回のバブル相場の崩壊のきっかけとなったダブルトップのネックラインである8.50897793ドルを、週足のロウソク足の実体で上にブレイクできるかどうかを試している段階にあります。

しかし、ニアプロトコルの中期足・長期足の力強さを考慮すると早くて今週中にネックラインをブレイクしてもおかしくない状況にあります。

そのままネックラインをブレイクするにしろ、一度下落してくるにしろ、意識されているトレンドラインが存在するので、トレード戦略に悩むことはないでしょう。

ソラナ(SOL)

史上最高値付近の売り圧力を受けているものの、明らかに底堅い値動きを見せるソラナがここから調整の下落をもう一段階深堀りする可能性は低いのではないかという予測をしています。

仮想通貨の相場分析レポート【2024年5月13日】

私がYouTubeや相場分析レポートで”右肩上がりの逆三尊“を熱弁している理由がおわかりいただけてきたのではないでしょうか。

ソラナの日足チャートを見てみるとあまりにも綺麗な右肩上がりの逆三尊を形成していることが確認できます。

逆三尊の左肩・中央・右肩を定めた後に逆三尊のネックラインの意識付けが完了し、そのネックラインを上にブレイクすると同時に強力な上昇を見せます。

今の仮想通貨市場はここまで分かりやすいエントリータイミングを教えてくれるのです。私が為替通貨ペアや株式ではなく、仮想通貨を激推する理由はここにあります。

ちなみに仮想通貨市場はまだバブル相場に突入していません。つまりお祭り相場はまだ到来していないということです。

バイナンスコイン(BNB)

バイナンスコインは依然として底固さを見せてはいますが、他のアルトコインと比較すると、高値圏で方向感のないレンジ相場を形成し続けるという特有の値動きを見せています。

例えば先ほど解説したイーサリアムやソラナは、チャネルラインを上にブレイクしたり、右肩上がりの逆三尊を形成したりと分かりやすい値動きをしています。

バイナンスコインも画像のようなチャネルラインを引くことができますが、このチャネルの決着はまだ先になりそうです。

加えて、もし仮にこのチャネルを下にブレイクしたとしても、長期的な目線が変わることはないのでただの買い場になる可能性が高いという予測をしています。

スイ(SUI)

先週の仮想通貨分析レポートで初めてランクインしたアルトコインのスイは、変わらず非常に明確なチャートを形成しています。

前回の高値である0.97472839ドルで買いサポートが入るかどうかを試している段階であり、私はこのままレジサポ転換が発生した後に上昇反発を見せるという予測をしています。

月足の高値となっている0.97472839ドル付近で右肩上がりの逆三尊を形成しています。

これ以上エントリーポイントについて解説をしてしまうと、エントリー報告部屋に参加していただいている方々から苦情が寄せられる可能性があるので控えておきます(笑)

ドージコイン(DOGE)

上昇トレンドを再開する可能性が高まっている【まとめ】

先々週のロウソク足が確定した時点では、これから調整の下落フェーズを深堀りする可能性に備えていましたが、先週のロウソク足の確定によって、中期的な目線がガラッと変わりました。

今の下落が仮想通貨市場の最後の買い場になる可能性だって十分にあると思っています。

私が今狙っているポイントは、その最後の買い場であり、バブル相場前の大底です。

つまりロングでエントリーをしたということは、そこが最後の買い場になるであろうと予測しているということです。資金管理を徹底して大底を狙い続ければ、最高のロングポジションをホールドできるはずです。